令和7年度当初予算が成立しました
予算のテーマ
「成長への反転攻勢予算 ~もっと人を魅きつけるまちへ~」
予算規模
6,435億円(対前年度+156億円 過去最大)
特に推進する3つの重点テーマ
1.女性が「自分らしく」輝けるまち
2.観光大都市への進化
3.世界をリードするサステナブルシティへのキックオフ
重点テーマごとの主な予算
1.女性が「自分らしく」輝けるまち
① 女性の視点に基づくまちづくり推進 2,500万円
② 女性に快適な環境整備(学校や公園のトイレ整備など) 11億円
③ 女性のヘルスケアサポート 1,100万円
④ 働く親に対する支援(仕事と育児の両立を目指す親世代の支援) 2億4,200万円
2 観光大都市への進化
① ナイトタイムエコノミーの推進 2億8,700万円
② 「インバウンド観光都市」に向けたプレゼンス強化 1億4,800万円
③ 「すしの都 北九州」ブランディング強化 1,700万円
④ 関門エリアのアップグレード 7,400万円
⑤ 黒崎地区の魅力向上戦略の推進 2,500万円
⑥ 若松北海岸エリアの観光ポテンシャルの強化 800万円
3 世界をリードするサステナブルシティへのキックオフ
① 環境先進都市としてのレガシーを活用・発展 1億200万円
② 国内有数の再生可能エネルギー拠点への基盤整備 5億2,500万円
③ 市民力をベースに、サステナブルな地域と生活を形成 1億9,000万円
モーターボート競走事業の収益金を活用した基金の設置
北九州市ボートレースによる未来のまちづくり投資基金 200億円
公営競技事業による収益金の一部を財源として、将来に向けたまちの成長及び発展に資する公共施設の付加価値を高める整備を前倒し・加速化します。
基金を活用して実施する事業(例)
○学校トイレ洋式化100%大作戦
○「学校エアコン設置加速化大作戦」の推進
○学校施設エレベーター設置事業
○こどもまんなか公園づくり等事業
令和7年2月議会報告
本会議で一般質疑を行いました
3月6日、本会議で市長、執行部に対して、今任期最初の一般質疑を行いました。当日、傍聴に来ていただいた方にはお礼申し上げます。
主な質問内容
①地元企業支援について
質問・・厚生労働省の2024年版ものづくり白書によると、製造業における人材育成 の問題として6割以上の事業所が「指導する人材が不足している」と回答し、次いで「人材育成を行う時間がない」が多くなっている。中小企業の人材不足に対する市の認識、また、今後どのような取組みを重点的に進めていくのか。
市長・・北九州市が毎年実施している雇用動向調査でも、「従業員が不足している」と回答した企業が全体の6割を超えているほか、技術継承においては「指導する人材が不足している」と回答した企業が5割となっており、中小企業にとって人材不足は重要な課題であると認識している。これまでも、若手人材の採用・定着支援や企業への助成、技術継承に関する実技講座の開催などに取り組んでいるが、現状、労働市場は売り手市場であり、求職者に選ばれ魅力ある中小企業になることも重要であることから、経営層向けの人的資本経営セミナーや、奨学金返還支援制度の導入企業に対する助成等にも新たに取り組んでいく。
②ゴミのないまちづくり
質問・・「もっとまちをきれいに」という意識を高め、広く市民が気軽にまち美化活動に参加するよう促す必要があるのではないか。
局長・・北九州市は「自分たちのまちは自分たちで美しく」という合言葉のもと、まち美化に関するイベントを通じて多くの方々に清掃活動にご参加いただいている。また北九州市環境衛生総連合会をはじめ、企業や学校、ボランティア団体等が、それぞれの地域や職場活動などで日常的に活動を行っていただいており、北九州市が全国に誇れる高い「市民環境力」に感謝申し上げる。新たな取り組みとして、①ごみ拾いをスポーツとし、ごみの量や種類を競う、②ジョギングしながらパトロールやごみ拾いを行う、③クリスマスの時期にサンタクロース姿でごみ拾いする等、工夫を凝らした取組みも広がっており、学校や専門学校等への声かけをはじめ、幅広い世代にまち美化活動の裾野を広げていきたい。
③受動喫煙対策について
質問・・健康増進法に定める受動喫煙防止のための分煙施設の趣旨を積極的に啓発するとともに、市が地方たばこ税の一部を活用して公共喫煙場所の増設、維持または改善を積極的に進めるべきではないか。
局長・・北九州市の公共喫煙所は現在、迷惑行為防止重点地区として路上での喫煙が禁止されている、小倉と黒崎地区において喫煙所を設置し、モラル・マナーの向上に向けた周知啓発に取り組んでいる。公共喫煙所の増設については、周辺の分煙施設の管理者とも情報共有を図りがら、受動喫煙対策や灰皿の維持管理等の課題解決に向け、必要な検討をしていきたい。

